その息尽きるまで時間は無限
1人、女子が立ち上がった。


髪を一つに束ねた背の低いやつ。


確か浅木といった。



浅木(仮)が俺の目の前に立つ。

背が小さいので、俺が見下ろす形になる。


「矢田」

「なんだよ?」

「まず、お前はね。」

「…?」

「人として終わってる。いっつも人を見下して、踏ん反り返って、平気で暴力に走るし、黎ちゃんや衣ちゃんもイジメるし。」

「は?七晴はやってねえよ!」

「え?私は認めるの?」

人だかりの中心に、これでもかと余裕そうな濡沢がいる。


今のセリフは濡沢の声だった。


ニヤニヤした顔と声で言いやがって。

歯を無意識に鳴らしてしまう。
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