星の名
きっと羽奈は私の近くにいたいんだろう。


でも、時間は刻々と過ぎていく。



こういう時に限って時間は早く感じるんだ。


席替えまでの間、羽奈はいつも以上に私に話しかけてきた。


授業の内容がどんなんだったかは覚えていない。


とにかく羽奈の話しに耳を傾けていた。



その時の羽奈は、とても笑顔だった。
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