星の名
「芽依ってなんで空好きなの?」

「えっっ……」



急に羽奈が聞いてきた。

「前から思ってたんだよね」

「過去にいろいろあってね……」


「そうなんだぁ」

「いろいろについて聞かないの?」



「なんかそこは触れちゃいけない気がしてね」
「また芽依から話してくれる時でいいょ」



羽奈はそう言うと、またいつもの速さで歩き出した。
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