【BL】白銀の恋
旦那様の手は少しだけ震えている
旦那様とは叔父に連れて行かれてから会っていなかった
それに再会した時俺は屋上から飛び降りようとしていた所だった
旦那様は俺が傷付くことをいつも恐れている
お腹を刺された時も怒られた
この人は本当に俺のことを大切に想ってくれているんだ
「笑った……」
「え?」
「初めて芽雨の笑顔見た」
俺が笑って?
無意識だった
ただ、旦那様の気持ちが嬉しかった
それだけ
俺……笑えるんだ
「だっ……旦那様?」
「芽雨……幸せにするから絶対何処にも行くな。俺の手の届く範囲に居てくれ」
「それではアメリカへも行けませんね」
「本当は桜の所にも行って欲しくない」
「ふふっ」
旦那様が可愛くて仕方ない


