【BL】白銀の恋
「たまには俺とも食べて下さいね」
「はい」
一瞬だけ冷たい視線を感じたが詩樹さんはいつも通りの笑顔
気の所為……だよね
「それじゃあ、旦那様に料理届けて来ますので」
「はーい。お疲れ様でした」
今日は時間に余裕があったのでデザートまで作った
旦那様喜んでくれるかな
少し浮足立った俺の後ろ姿に
「いつ、食べてやろうかな」
詩樹さんが呟いたのを誰も知る由もない
最上階へとすっかり抵抗なく向かえるようになり
部屋に入ることも緊張しなくなって来た今日この頃
「失礼致します」
「ですからそちらの件は……」
部屋に入ると丁度旦那様が電話していたので
黙って料理をテーブルに準備する