【BL】白銀の恋




「少しだけ待っててくれ」




電話の合間に一瞬俺に告げた





忙しいのに恋人のフリを徹底する為一緒に食事を取る

そこまでして恋人のフリをする必要があるのだろうか

桜さんはアメリカに戻られたし

見合い話を持ってくる人は他に居ない






わざわざ俺の仕事のスケジュールを把握して一緒に過ごせるように自分の仕事の調整を旦那様はしていると東郷さんに教えて貰ったことがある







本当の恋人だったらきっと嬉しいだろうな




自分と過ごす時間を忙しいのに作ってくれるなんて

愛されていると実感する





本当の恋人じゃないことに少しだけ残念だなと思ったのは誰にも言えない

俺だけの秘密だ











  
< 74 / 115 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop