愛を伝えていたら…
「あ!ことね~!久しぶりだね!」

先に来ていた里沙が笑顔でそう言った。

「ほんとだね。誘ってくれてありがとう!」

「いえいえ。ことねに会えて嬉しい!」

里沙は本当に可愛いな。

里沙は中学校からの仲で、私の一番の親友。顔が可愛くて、賢くて、おまけに運動までできちゃう、超完璧女子なのだ。

「そういやことね、夏休み中何してたの?」

ショッピングモールまで歩きながら、里沙がそんな質問をしてきた。

「いや、特に何もしてない。課題終わらすのに必死でさ。里沙はどうせもう終わったんでしょ?」

「うん、終わったよ!7月中に終わらした。」

「早すぎない!?私全然進まないんだけど!!」

「あはは。早く終わらしなよ?もう休みは1週間しかないんだから。」

「あ。まじか。そんなに経った?やば。もう学校始まるじゃん。」

「ことね曜日感覚なくしてるじゃん。」

「ほんとだよー。」

そんな話をしていると、里沙がどこかを見つめながら驚いた表情を見せた。
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