愛を伝えていたら…
どうしたんだろう...。

里沙が見ている方向へ目をやると、

え...。

何で卓哉がここにいるの!?
しかも、女の子と一緒もいるし...!

「へぇー。卓哉くんって彼女いたんだねー。意外。ことねは知ってたの?」

里沙がそんなことを言ってきた。

ウソ...。卓哉って彼女いたの!?
何で?私のこと好きなんじゃないの?

あれはやっぱりウソの告白だったの!?

「ことねー?どうかしたの?」

里沙が何も言わない私にそんなことを言ってきた。

いや、今はそれどころじゃない。
卓哉に彼女がいたことが衝撃すぎて、目で追っていると、非常口の看板がある所へ消えていった。

私はすぐ追いかけていった。

「え、ちょっとことね!どこ行くの?」

里沙も後ろをついてきた。
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