最悪な結婚のはずが、冷酷な旦那さまの愛妻欲が限界突破したようです
「後悔しています。私があの日、早く帰ってきていたら、今も祖母は生きていたんじゃないかって、そう思わずにはいられないんです」
自分の中に残る想いを口にし、我に返る。こんな話、貴治さんにはまったく関係ないのに、聞かされて彼も困るだろう。冷たく「『で?』」と一蹴されるだけだ。
「だ、だから、貴治さんが倒れていたときすごくびっくりしてしまって」
「臨は悪くない」
話をまとめようとしたら、貴治さんが力強く言い切った断言した。
「おばあさんのことは残念だが、臨が責められる謂われも、自分のせいだと苦しむ必要もない」
「な、慰めてくれなくていいですよ」
あまりにもストレートな発言についかわいくない返事をしてしまう。それ以前に、彼の言葉を額面通りに受け入れるのは、今の私にはまだ難しかった。
けれど貴治さんは冷静に続ける。
「人は生まれる場所も、死に方も選べない。でもどう生きるかは選択できる。おばあさんは臨を育てると自分で選んだんだ。苦労もあっただろうが、後悔はしていないだろう」
いつもなら『ありがとうございます』と告げて終わりにしていた。叔父夫婦みたいに私を責める人ばかりではなかったから、こうしてフォローしてもらえるのはありがたい。貴治さんも一緒だ。
自分の中に残る想いを口にし、我に返る。こんな話、貴治さんにはまったく関係ないのに、聞かされて彼も困るだろう。冷たく「『で?』」と一蹴されるだけだ。
「だ、だから、貴治さんが倒れていたときすごくびっくりしてしまって」
「臨は悪くない」
話をまとめようとしたら、貴治さんが力強く言い切った断言した。
「おばあさんのことは残念だが、臨が責められる謂われも、自分のせいだと苦しむ必要もない」
「な、慰めてくれなくていいですよ」
あまりにもストレートな発言についかわいくない返事をしてしまう。それ以前に、彼の言葉を額面通りに受け入れるのは、今の私にはまだ難しかった。
けれど貴治さんは冷静に続ける。
「人は生まれる場所も、死に方も選べない。でもどう生きるかは選択できる。おばあさんは臨を育てると自分で選んだんだ。苦労もあっただろうが、後悔はしていないだろう」
いつもなら『ありがとうございます』と告げて終わりにしていた。叔父夫婦みたいに私を責める人ばかりではなかったから、こうしてフォローしてもらえるのはありがたい。貴治さんも一緒だ。