幽霊学級
みたいに思い込んでいたところがあるかもしれない。
改めて淳を見てみると、それほど怒っていないことがわかった。
「なんだよ、お前ずっと俺のことが怖かったのか?」
「そ、それは……まぁ」
コクンと頷くとチッと舌打ちをされて背筋が寒くなる。
やっぱり怖いかもしれない。
「まぁそれはしょうがないとして、午前中に学校で起こったことを教えてやるよ」
それは1時間目の授業が始まる前から始まったことらしい。
隣のA組は今日の1時間目から体育が入っていたので、鍵を開けるための委員長と副委員長が体育館へ行ったらしい。
「そこでふたりとも見たんだよ。足のない男の幽霊」
その幽霊は前回淳が見たのと同じで、バスケットーボールで遊んでいたという。
『ギャアア!』
幽霊を見たふたりは大きな悲鳴を上げて体育館から教室まで一気に逃げ帰ってきたそうだ。
「そ、それって本当のこと?」
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