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白雪姫は、もう目を覚さない
7ページ
白雪姫は、もう目を覚さない
第3話 色がついた日
―そのときだった。
廊下の右手、半開きになった病室の扉。
ふと目をやった先にベッドの上に座る、ひとりの少女がいた。
髪は肩につくくらいの長さの黒髪。
頬はほんのり赤くて、でも肌は雪みたいに白い。
点滴をつけた腕に、絵筆を持って、
スケッチブックにゆっくりと色を重ねていた。
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