ありふれた日常こそ、尊い。
ラーメン後は、約束通りわたしの住むマンションへと向かった。
わたしは自分の部屋の目の前まで来ると「ここ。」と指差した。
凪は「角部屋なんだな!」と言うと、わたしが鍵を開けドアを開けるのを待っていた。
「じゃあ、、、開けるよ?」
「うん。」
「本当に、引かないでね?」
「大丈夫。」
凪の"大丈夫"を聞き、わたしは意を決して玄関のドアを開けた。
そして、中に入り居間の電気を点けた。
わたしは凪の反応にドキドキしながら、凪の方を恐る恐る向いた。
すると、凪はわたしの部屋を見渡し「すげぇー!」となぜか感動していた。
思わぬ凪の反応に拍子抜けしたわたしは、ワクワクした様子の凪の姿を見つめた。
「わぁ!ザッ◯スのタペストリー?!これめっちゃレアじゃん!」
「そうなの!ザッ◯スのグッズ自体、全然出回ってないから、結構なお値段したんだけど、買っちゃった。」
「やっぱザッ◯スかっけぇなぁ〜!」
「だよね~!」
「ザッ◯スは男の俺からしてもかっこいいと思う!漢字の"漢"のオトコだよな!」
「さすが凪!わかってるぅ!」
わたしは大好きなザッ◯スの話でテンションが上がっていた。
すると、凪がふとこちらを向き、手を伸ばしてきたかと思うと、わたしは気付けば凪の腕の中にいた。
え、、、今、わたし、、、凪に抱き締められてる?