夜に輝く一番星は
キミの笑顔
ピピピ ピピピ
静まり返った朝。
目覚まし音が響く。
「「「ふぁ〜あ」」」
『おはよう。れー、まー』
「「おはよーお姉ちゃん」」
この2人は玲央と真央。
小3の2人は双子というだけあってそっくりだ。
『ほら、早く着替えちゃいなさい』
お母さんはずっと昔、
私が小2の時に病気で亡くなった。
それからお父さんは仕事で忙しくなり、
私が家事をするようになった。
「ねえお姉ちゃん、僕今日のテスト自信あるんだー」
『ホント〜?見直し忘れないでよーー』
「お姉ちゃん、真央この卵焼き好きーー」
『あはは、じゃあ、今度10個作ったげる』
結構大変な時もあったけど、“あの子”と一緒にやれば頑張れた。
“あの子”はどんな時でも笑顔だったからーーー
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