推しは恋のキューピッド
今日も早川課長が家まで送ってくれ、私の家の近くで一緒にごはんを食べて帰ることになった。



早川課長と電車に乗り込む。
今日もちょうど帰宅ラッシュですごい満員電車だ。
私がぎゅうぎゅうに押しつぶされそうになっていると、
ぐいっと腕を引っ張られる。


私の背中にドア、前に早川課長が立ち、私が潰れないようにガードしてくれる。
だいぶ距離が近くて少しドキドキしてしまう。


そんな私に顔を近づけ、早川課長は小声で
「大丈夫？」と囁く。


内心ドキドキして大丈夫じゃなかったが、
私は頷く。



ドキドキしながら電車に揺られると、
あっという間に最寄りの駅に着いた。


私と早川課長は駅を出てすぐの居酒屋に入る。


席に座り、飲み物を頼むとさっそく早川課長が口を開く。


< 102 / 125 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop