推しは恋のキューピッド
業務をこなしつつ、私の頭の中は
がっちゃんにいつ伝えるか……
そのことでいっぱいだった。
業務の合間の片手間とかじゃなくて、
ちゃんと業務後とかに時間をもらって…
そんなことを考えていると
「失礼しまーす!中森さんいらっしゃいますか?」
オフィスの入り口から、がっちゃんの声が聞こえてきた。
「あ、がっちゃん……」
私は席を立ち、がっちゃんの元に歩み寄る。
「あ、あず姉!今日はこの間のパンフレットに載せる写真の撮影候補日が上がったから、相談にきたんだ!」
なんだか昨日の告白が夢だったんじゃないかと思うくらいにいつも通りだ。
「それでさ、結構スケジュール調整が難航してて……
カメラマンの人が三日後の13時からしか空いてなくて難しいみたいなんだけど。
……あず姉どう?」
私は手帳を開き確認するが
特に予定はなさそうだ。
「うん。三日後の13時ね!私は大丈夫だよ。」
私がそう伝えると、がっちゃんはホッとしたように
胸を撫で下ろす。
「あーー、よかった!ダメって言われたらどうしようかと思った!それじゃあその日よろしくね!」
そう言って帰ろうとするがっちゃんを
私は急いで呼び止める。
「あ!がっちゃん!ちょっと待って!
………昨日のことなんだけど。伝えたいことがあって。
今日の業務後少し時間もらえない?」
私は意を決してがっちゃんにそう伝える。
すると徐々にがっちゃんの目が泳いでいく。
「えーっと……今日?今日は……
ちょっと難しいんだ。それに、そんな焦って答え出さなくていいよ!!!もっと考えて!」
「え、いや、私は……!」
私が口を開こうとすると、
がっちゃんが遮る。
「とにかく!今すぐじゃなくていいんだって!!
今はまだ聞きたくない!!じゃあね」
がっちゃんにいつ伝えるか……
そのことでいっぱいだった。
業務の合間の片手間とかじゃなくて、
ちゃんと業務後とかに時間をもらって…
そんなことを考えていると
「失礼しまーす!中森さんいらっしゃいますか?」
オフィスの入り口から、がっちゃんの声が聞こえてきた。
「あ、がっちゃん……」
私は席を立ち、がっちゃんの元に歩み寄る。
「あ、あず姉!今日はこの間のパンフレットに載せる写真の撮影候補日が上がったから、相談にきたんだ!」
なんだか昨日の告白が夢だったんじゃないかと思うくらいにいつも通りだ。
「それでさ、結構スケジュール調整が難航してて……
カメラマンの人が三日後の13時からしか空いてなくて難しいみたいなんだけど。
……あず姉どう?」
私は手帳を開き確認するが
特に予定はなさそうだ。
「うん。三日後の13時ね!私は大丈夫だよ。」
私がそう伝えると、がっちゃんはホッとしたように
胸を撫で下ろす。
「あーー、よかった!ダメって言われたらどうしようかと思った!それじゃあその日よろしくね!」
そう言って帰ろうとするがっちゃんを
私は急いで呼び止める。
「あ!がっちゃん!ちょっと待って!
………昨日のことなんだけど。伝えたいことがあって。
今日の業務後少し時間もらえない?」
私は意を決してがっちゃんにそう伝える。
すると徐々にがっちゃんの目が泳いでいく。
「えーっと……今日?今日は……
ちょっと難しいんだ。それに、そんな焦って答え出さなくていいよ!!!もっと考えて!」
「え、いや、私は……!」
私が口を開こうとすると、
がっちゃんが遮る。
「とにかく!今すぐじゃなくていいんだって!!
今はまだ聞きたくない!!じゃあね」