推しは恋のキューピッド
っあ、晴香ちゃん戻ってきた。
どうしても話の内容が気になり
晴香の帰りを待っていたのだ。
「晴香ちゃん!お帰り!
…あの、何の話だった?」
「梓さんまだいらっしゃったんですね!
あの昼の合コンの話についてです。」
「あぁ、合コン…」
「あのー、梓さん。今日この後時間ってあります?
もしよかったらごはんでも行きません?」
晴香からの初めてのお誘い。
後輩だけど、女の子とご飯に行くのなんて本当に久々だ。
「行く!行きたい!」
私がすぐ返事をすると、晴香ちゃんがクスッと笑う。
「梓さんかわいすぎます!じゃあ行きましょう!」
そう言って、2人連れ立ってオフィスを出ると、
ちょうど早川課長と鉢合わせる。
なんとなく気まずくて目を逸らしてしまう。
そんななか早川課長は何故か晴香ちゃんに敵意を剥き出している。
「おい!もしかして…もう…」
「いやいや、そんなすぐにメンツは揃いませんって。
安心して下さい。『今日は』サシ飲みです。」
晴香ちゃんが少しめんどくさそうに答える。
さすがだ。
「今日はって…中森さん油断するなよ。」