推しは恋のキューピッド
早川課長に声をかけられ、晴香は
一緒に休憩室へとむかう。
なんとなく何を言われるのかは、この苛立った様子から分かった。
「あの、昼の時に言ってた話なんだけど。」
「合コンの話ですか?」
私がそう口に出すと、早川課長は頷く。
「そう。その合コンの話。君が行くのは止めない。でも中森さんを誘うのはやめろ。」
「それはどうしてですか?」
「どうしてって…中森さんは騙されやすそうだし、変なのに引っかかる要素があるから…」
珍しく早川課長がしどろもどろになっている。
「ご心配無用です。私のツテの中から探しますんで。
変なやつはいません。」
「でもな…」
早川課長が何かを言いかけたが、晴香は上から被せる。
「あの!私この間の事で、早川課長のことは尊敬してます。でもあくまで私は梓さんの味方なので!」
晴香はそう言って、早川課長を残してその場を
立ち去る。
でもふと疑問に思う。
梓さんは失恋したと言っていた。
でもあの合コンの話題での早川課長の焦り具合…
本当に早川課長他に好きな人いるのかな…
もやもやしつつ、晴香はオフィスへと戻った。