DEEP BLUE
「……あたし……ずっと誰かに頼るの怖かったの……
だって人間って平気ですぐに裏切るんだもん……っ」
「愛美さん……」
だってそうでしょう?
昨日まで一緒に笑い合ってた人が、急に知らんフリして何処かへ行っちゃうんだよ?
平気でこうやって傷付けるんだよ。
友達も好きな人も、みんな敵。
信じられるのは自分だけ。
もう誰も信じない。
「だからもう………人を信じるの怖いんだよっ……」
ポツリ、と言った言葉が海の波音に消されて行く。
それはあたしがずっと抱えていたけど誰にも言えずに秘めていた、紛れもない本音だった。
………だけど。
「………愛美さん。
オレは愛美さんの事、絶対に裏切りません。
だから……信じて下さい。」
「…………」