DEEP BLUE
太郎と待ち合わせた場所で、あたしはその日一日中待っていた。
「……まだかなー……。」
遅いなぁ………。
来たらとりあえず殴ろう。
最初の数分、数十分。
まだ余裕があった。
だけど一時間、二時間、三時間……と。
時間が経つにつれ、次第にあたしから笑顔は消えて行った。
ーーーザァァァァッ!!!!
やっぱり天気予報の通りに、雨が降り始めた。
「……天気崩れちゃった……」
すごい勢いで降る雨を、ずーっとずーっと見つめて待っていた。
その雨は、あたしが待っていることを嘆いているかのようだった。