DEEP BLUE
「はいはーいっ。」
『もしもし?
あたし、美月だけど♪』
着信相手は、当時仲が良かったキャバ嬢仲間の一人である美月からだった。
久し振りの電話に笑みが漏れ、あたしは長話する気満々でソファに腰を下ろした。
「美月ー久しぶりだね。どしたの?」
私は夜を上がったけれど、美月はまだ現役キャバ嬢。
色々と話も積もる。
お互いの近況を一通り済ましたところで、美月が思い出したように話し始めた。
『──────あ。
そういえばさ、古賀くんって子覚えてる?』