桃色
保険の先生は私の顔を見て何があったの?ってすごく心配してた。



「大丈夫です」

私はそう言って笑った・・・。


話したくなくて、ごめんなさい。


氷水を作ってくれて、私は目を冷やした。

頭も冷やせばいいのかな?って梨花と一緒に笑った。


「梨花、ありがとね」


私は梨花に何回もありがとうを言った。


「そんな、水臭いよ~」


梨花は照れくさそうにそう言った。


「私、梨花がいるから、もう大丈夫だよ!」

「桃子、無理したらダメだよ・・・」


相変わらず、梨花は優しかった。


「授業始まるから、梨花、戻りなよ~」


そう言う私に一緒にいるからってしばらく一緒にいてくれた。


いろんな話をしたよね。


私、梨花と友達になれてよかったって心から思ったよ。


梨花が一緒にいてくれて心強かった。


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