桃色
【優士、帰ってきたんだろ~。
 桃子の笑ってる顔が目に浮かぶわ~!】

タケルからメールが届いた。

・・・そうだ。

私、笑ってるはずだった。

ゆぅ君が帰ってきたら、ずっとニヤニヤしてる
はずだったのに。

どうして今、こんなに暗い顔してるの・・・?


また、タケルに救われた。

ゆぅ君が帰ってきたんだよ!

これからはずっと一緒なんだから。


過去のこと、そんなに気にしなくていいの
かもしれない。

だって、誰にだって過去はあるんだから。


私は、自分にそう言い聞かせた。



【ゆぅ君が帰ってきて、すごく幸せだよ!】

タケルに送信した。


それに、パーティーもあるし。

心から笑ってお祝いしたいから・・・。




ん~・・・。

確かこの辺だと思うんだけどな・・・。


仕事帰り、私は、あるお店を探している。


私とゆぅ君が付き合ったあの日、貰った
指輪が売ってるお店。

健ちゃんに聞いたんだ。


そこで、ネックレスを買おうと思ってるの。

もちろん、お揃いの・・・。


あ~、ここかな・・・?

やっと、お店を見つけた。


店内はすごくキレイで、いろんな
アクセサリーが並んでいた。
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