桃色
「だって、美鈴、2年の子達にあの子のことシメさせたんやろ?そら、さすがの優士君も怒るやろ。自分の好きな女がそんなことされてたら」


薫ちゃんの言葉が私の頭の中を支配する。



・・・自分の好きな女?

・・・誰のこと言ってんの?


「うん。だって、ムカつくやん?でも、それバレて、優士に本気でキレられた!」


美鈴ちゃん・・・?



話が終わると、二人は立ち上がり帰って行った。

そして、私の前を通り過ぎる時こう言った。
 

「泥棒猫!!」

「はよ、別れてなぁ~」


私の不安は一瞬にして繋がった。


健ちゃんが私のことを気にしてくれてたわけも、あの不良達が私に絡んできたわけも、あの人の視線も、あの子の憎しみも・・・。



・・・全部私のせいだったんだね。


私は、どうしたらいいの?

憧れの二人だったんだよ?


その二人を壊したのは・・・私だった。


私、美鈴ちゃんのこと大好きだよ?


でも、それ以上にゆぅ君のことが大好きになってしまった。


どうしたらいいのか、分からないよ。


ただ、どうしようって想いだけが頭の中をグルグルと回った・・・。





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