桃色
今日も、帰り道。
話すことと言えば・・・ゆぅ君のこと。
最近は、この話ばっかり。
「優士君のことどうするつもり?」
千絵がそう言う。
「どうもしない・・・」
私はいつもこんな答え方しか出来ない。
「でも、優士君はさ、美鈴ちゃんと付き合ってたけど、桃子のことが好きだから美鈴ちゃんと別れたわけでしょ?」
「うん、ちゃんと分かってるよ。本当は嬉しいし。でもね、ゆぅ君とは付き合ったり出来ないの」
「ど~して?」
なつが不思議そうに聞いてくる。
「もしね、私が美鈴ちゃんの立場だったらきっと、耐えられないから」
「そっか、でも、それじゃぁ、優士君がかわいそうだよ・・・」
なつの言うとおりだと思った。
「だったら、三宅君を選ぶの?」
千絵からとても痛い質問をされた。
「選べないよ・・・」
「どうして?三宅君はきっと桃子のこと好きだと思うよ?」
「それは分かんないじゃん。例え、ヒロ君が私のこと好きだとしても、やっぱりヒロ君を選べないと思う」
だって、私はゆぅ君のことが・・・。
「じゃぁ、どうすんの?」
千絵となつは困った顔をした。
そして、私は答える。
「・・・どうもしないよ」
「ほんとにそれでいいの?」
二人の心配をよそに私は本当の想いを心にしまい込んだ。
きっと、それが一番いい。
これが秘密の恋の始まり。
話すことと言えば・・・ゆぅ君のこと。
最近は、この話ばっかり。
「優士君のことどうするつもり?」
千絵がそう言う。
「どうもしない・・・」
私はいつもこんな答え方しか出来ない。
「でも、優士君はさ、美鈴ちゃんと付き合ってたけど、桃子のことが好きだから美鈴ちゃんと別れたわけでしょ?」
「うん、ちゃんと分かってるよ。本当は嬉しいし。でもね、ゆぅ君とは付き合ったり出来ないの」
「ど~して?」
なつが不思議そうに聞いてくる。
「もしね、私が美鈴ちゃんの立場だったらきっと、耐えられないから」
「そっか、でも、それじゃぁ、優士君がかわいそうだよ・・・」
なつの言うとおりだと思った。
「だったら、三宅君を選ぶの?」
千絵からとても痛い質問をされた。
「選べないよ・・・」
「どうして?三宅君はきっと桃子のこと好きだと思うよ?」
「それは分かんないじゃん。例え、ヒロ君が私のこと好きだとしても、やっぱりヒロ君を選べないと思う」
だって、私はゆぅ君のことが・・・。
「じゃぁ、どうすんの?」
千絵となつは困った顔をした。
そして、私は答える。
「・・・どうもしないよ」
「ほんとにそれでいいの?」
二人の心配をよそに私は本当の想いを心にしまい込んだ。
きっと、それが一番いい。
これが秘密の恋の始まり。