あなた色



その声が聞こえた方を
見たら小柄な女の子が立っていた。


アタシになんか似てる。顔とか声はあまり似てはいないんだけど、オーラと言うかそう言うのが似ていた。



「菜々……」

その女の子を見た淳平が言った。


瑠奈もシマもその女の子を見ていて
アタシ達の空気は妙だった。



淳平と知り合いなの??


ズキンとアタシの胸は何故か痛かった。


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