First Light.


新学期が始まったと共に受験生としての大事な1年間が始まった。


なんとなく決めていた進学先を固めるために5月はオープンキャンパスに行きまくった。
お母さんと相談しながらもなんとか進学先を決め、7月の夏休み前の三者面談でその詳細を担任とも話し合った。


もちろん、その間も理人さんと会い続けていた。
時間を見つけてはたまに出かけたりして。

ただのアルバイトではなくなった理人さんはやっぱりそれなりに忙しいようで、でも仕事としてきちんとこなしている姿を見ていると尊敬もした。


《なんか、会いたくね?》


夜、こんなメールが来る事もしばしば。
普通に“会いたい”という言葉を決して送って来ないところが彼らしい。


《明後日の土曜日なら空いてますよ》

《家行く》


こうやってすぐに会う予定が決まる。
お母さんもそんな私達を何も言わずに見守ってくれている。


ちなみに佐伯さんとは今も付き合っていて、私が無事に大学生になるまでは一緒に暮らすつもりもないし結婚するつもりもないらしい。

3人でご飯を食べに行く事がたまにあるくらい。
佐伯さんはその度に緊張しているようだけど。


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