First Light.
「んー、一言で言えば猫みたいな奴?」
「猫?」
「自由気ままでマイペース」
「確かに、そんな感じがします」
だよね、と2人で笑いあった後に「そういえばね、」と理人さんの話をする朱音さんの顔は優しくて物凄く彼を大切に思っていることがなんとなく伝わった。
「おふたりはいつ理人さんと知り合ったんですか?」
朱音さんはともかく松尾さん。
明らかに雰囲気やキャラが違うのに、どうやって仲良くなったんだろう。
「子供の頃から一緒だったんだよ」
「へぇ!あ、幼なじみなんですか?」
「まぁ、大雑把に言えばそんな感じかな」
少しの沈黙が流れた。
笑っていた松尾さんは静かになっていて、店内に小さく流れているBGMがその気まずさを助長している。