平安物語【完】



そんな私をご覧になった尚仁様は、ふっと笑って

「そんなに畏まらなくても良いですよ。」

と仰いました。

からかわれた恥ずかしさでぼっと顔が熱くなった私は、急いで顔を背け袖で隠しました。

クスクスとお笑いになっている尚仁様を横目で軽く睨んで「それで。」と申しますと、ふふと笑って私の髪を優しく撫でてくださいました。



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