平安物語【完】



「姫!!!」

ぱっと御帳台の帳が捲り上げられるやいなや入って来た父上に、ぎゅっと抱き締められました。

「お父様…」

「帝から伺いました!!!!

なんとめでたい…

私は、もう望めないかと…

孫が…」


私を抱き締めたまま、肩を震わせて男泣きしていらっしゃいます。



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