歪んだ月が愛しくて3
act.3

素性






自覚した感情は消えてくれない。

そればかりか風船のようにゆっくりと膨れ上がる。



いつかその感情がシワシワになって萎むか、パチンと割れて跡形もなくなくなるか、それは誰にも分からない。





ただ願わくば…―――




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