冷淡女上司を攻略せよ!~ヘタレ年下イケメン男子の恋愛奮戦記~
女上司の訪問
4月半ばの、とある日曜日の昼下がり。
特にする事も無い俺は、リビングでまったりとテレビを見るともなく見ていた。
向かいのソファでは、姉貴が姪っ子の栞にミルクを飲ませている。栞は、生後約2ヶ月の赤ん坊で、姉貴はいわゆる里帰り出産をし、そのまま実家であるこの家に帰っているところだ。
「あんたもゴルフをやったら?」
銀行勤めのおやじさんは、今日もゴルフに行っており、それで姉貴はそう言ったのだと思う。
「やだね。あんな玉転がし。かったるいよ。亮平はやるのか?」
「やるわよ。かなり上手みたい」
亮平というのは姉貴の旦那で御曹司。つまり義兄なわけだが、俺より4つも下だから呼び捨てにしてる。
姉貴は7つも下の亮平に今もメロメロで、俺がちょっと話題を振っただけで頬を紅く染めている。
ピンポーン
不意に玄関のチャイムが鳴った。
特にする事も無い俺は、リビングでまったりとテレビを見るともなく見ていた。
向かいのソファでは、姉貴が姪っ子の栞にミルクを飲ませている。栞は、生後約2ヶ月の赤ん坊で、姉貴はいわゆる里帰り出産をし、そのまま実家であるこの家に帰っているところだ。
「あんたもゴルフをやったら?」
銀行勤めのおやじさんは、今日もゴルフに行っており、それで姉貴はそう言ったのだと思う。
「やだね。あんな玉転がし。かったるいよ。亮平はやるのか?」
「やるわよ。かなり上手みたい」
亮平というのは姉貴の旦那で御曹司。つまり義兄なわけだが、俺より4つも下だから呼び捨てにしてる。
姉貴は7つも下の亮平に今もメロメロで、俺がちょっと話題を振っただけで頬を紅く染めている。
ピンポーン
不意に玄関のチャイムが鳴った。
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