ひとつ、ふたつ、ひみつ。
*
知り合いの誰にも見られることもなく、無事に買い物は終了。
そのままワープで家の中まで入ってもよかったのだけど、せっかくだからそのまま歩いて帰宅。
真尋くん、マンションのエレベーターもお気に入りみたいだし。
マンション五階の通路は、一番の警戒区域。
あっくんも、あっくんのママも……よし、いない。
「お疲れ様。疲れなかった?」
買った荷物を持ってくれている真尋くんに、部屋の鍵を開ける前に声をかける。
「うん、平気。学校も、楽しかったし」
私はずっと、ハラハラヒヤヒヤしてたけどね……。
でも、楽しかったならいいか。
鍵穴に鍵を差し込んで、はたと気がつく。
「そういえば、真尋くんにはただいましか言ったことなかったよね」
「うん?」
扉を背にして、真尋くんに向き直る。
「おかえりなさい、真尋くん」
知り合いの誰にも見られることもなく、無事に買い物は終了。
そのままワープで家の中まで入ってもよかったのだけど、せっかくだからそのまま歩いて帰宅。
真尋くん、マンションのエレベーターもお気に入りみたいだし。
マンション五階の通路は、一番の警戒区域。
あっくんも、あっくんのママも……よし、いない。
「お疲れ様。疲れなかった?」
買った荷物を持ってくれている真尋くんに、部屋の鍵を開ける前に声をかける。
「うん、平気。学校も、楽しかったし」
私はずっと、ハラハラヒヤヒヤしてたけどね……。
でも、楽しかったならいいか。
鍵穴に鍵を差し込んで、はたと気がつく。
「そういえば、真尋くんにはただいましか言ったことなかったよね」
「うん?」
扉を背にして、真尋くんに向き直る。
「おかえりなさい、真尋くん」