ひとつ、ふたつ、ひみつ。
つかまれている腕が痛い。
私のことを、逃がさないように。
なに?
どうしたの?
まさか……真尋くんのことが、バレてる?
真尋くんと出かける時には、隣の504号室の誰にも見られないようにと気をつけてはいたけど、外を歩いているところをベランダから見られていた可能性もゼロじゃない。
ドクンドクンと、心臓の音に合わせて、強くつかまれている部分が脈打つ。
一緒にいるところを見られたくらいで、一緒に暮らしているとまでは思わないだろうけど。でも……。
「あっくん……」
私の腕をつかむ、あっくんの手。その上から、私はもう片方の手をそっと重ねた。
「っ!」
その瞬間、あっくんは弾かれたように私の手をパシッと振りほどき、真っ赤な顔で、目を見開いて私を見た。
「わ、悪い……」
「ううん、大丈夫 」
叩かれたから、ちょっとヒリヒリするけど。
手が赤くなってしまったから、見えないように背中に隠す。
私のことを、逃がさないように。
なに?
どうしたの?
まさか……真尋くんのことが、バレてる?
真尋くんと出かける時には、隣の504号室の誰にも見られないようにと気をつけてはいたけど、外を歩いているところをベランダから見られていた可能性もゼロじゃない。
ドクンドクンと、心臓の音に合わせて、強くつかまれている部分が脈打つ。
一緒にいるところを見られたくらいで、一緒に暮らしているとまでは思わないだろうけど。でも……。
「あっくん……」
私の腕をつかむ、あっくんの手。その上から、私はもう片方の手をそっと重ねた。
「っ!」
その瞬間、あっくんは弾かれたように私の手をパシッと振りほどき、真っ赤な顔で、目を見開いて私を見た。
「わ、悪い……」
「ううん、大丈夫 」
叩かれたから、ちょっとヒリヒリするけど。
手が赤くなってしまったから、見えないように背中に隠す。