私は今日も、知らない

ふと立ち止まると、街を見下ろせるような、高台の公園にたどり着いていた。

柵の下を見ると、灯り、光、輝き、光、希望...


そんなものが、いっぱい転がっているような光景だった。

それを、一望できるような。



でも。

私が今いるところは、真っ暗だ。

後ろでは、数本立っている木が、ぼんやりとした街灯に照らされ、
不気味にざわざわと揺れている。

私は、あの輝かしい世界から、取り残されてしまった。


もう、戻れないのかな。

そう、思ってしまう。

きっとスマホを開いたら、戻れる。


だけど、それをする気にはなれなかった。

何でだろうね。

分からない。



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