二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない
出雲へ
~惺音~
季節は流れ、10月も終わりに差し掛かってきたある日。
夕食を食べ終わっていつもみたいに居間でくつろいでいると、家の中に木の葉が一枚舞い落ちてきた。
家の中に葉っぱ…?
不思議に思っているのもつかの間、その葉っぱはボワンと人の形を取った。
そこに現れたのは…。
「和音!」
「よう」
和音が軽く手を上げてあたしたちに挨拶した。
「突然なに…?」
「いやー久しぶりに人間界来たけど家ん中じゃあんま違い分かんねえなー」
和音はあたしの問いには答えずに一人でなんだか言っている。
それから、突然の和音の出現に驚いてる莉子のことをじーっと見た。
「なんで人間がここにいんの?」
「これ、友達の莉子。一緒に住んでるの」
「へえ~! 惺音にも友達ができたんだな」
そう言って満足そうにうなずいた。
あたしは莉子に紹介する。
「これ、兄の宇迦山和音。父親は違うけどね。一応神」
あたしの紹介に和音は軽くピース。
「あ…前に見たことある…」
「あ、そうか。前に和音にあっちで会ったときあたしたちのあとつけて来たんだったね」
「うん…でも神様だったなんて…。あたし生で神様見ちゃったの!?」
「和音はそんな大した神じゃないから」
あたしの言葉に和音が「おい!」と突っ込みを入れた。
それから、次に煌と蘭を眺める。
「いや~、やっぱイケメンだわ~。毎日こんなん見てて好きにならねえの?」
その言葉にあたしは顔を赤くする。
煌がむっとしてあたしのことを引き寄せた。
季節は流れ、10月も終わりに差し掛かってきたある日。
夕食を食べ終わっていつもみたいに居間でくつろいでいると、家の中に木の葉が一枚舞い落ちてきた。
家の中に葉っぱ…?
不思議に思っているのもつかの間、その葉っぱはボワンと人の形を取った。
そこに現れたのは…。
「和音!」
「よう」
和音が軽く手を上げてあたしたちに挨拶した。
「突然なに…?」
「いやー久しぶりに人間界来たけど家ん中じゃあんま違い分かんねえなー」
和音はあたしの問いには答えずに一人でなんだか言っている。
それから、突然の和音の出現に驚いてる莉子のことをじーっと見た。
「なんで人間がここにいんの?」
「これ、友達の莉子。一緒に住んでるの」
「へえ~! 惺音にも友達ができたんだな」
そう言って満足そうにうなずいた。
あたしは莉子に紹介する。
「これ、兄の宇迦山和音。父親は違うけどね。一応神」
あたしの紹介に和音は軽くピース。
「あ…前に見たことある…」
「あ、そうか。前に和音にあっちで会ったときあたしたちのあとつけて来たんだったね」
「うん…でも神様だったなんて…。あたし生で神様見ちゃったの!?」
「和音はそんな大した神じゃないから」
あたしの言葉に和音が「おい!」と突っ込みを入れた。
それから、次に煌と蘭を眺める。
「いや~、やっぱイケメンだわ~。毎日こんなん見てて好きにならねえの?」
その言葉にあたしは顔を赤くする。
煌がむっとしてあたしのことを引き寄せた。