神殺しのクロノスタシス7〜後編〜
sideキュレム
ーーーーーー…一方。
ベリクリーデちゃんが、キルディリア魔王国に拉致されたことも。
専属見習い魔導師の二人が、俺達をスパイではないかと、ずっと監視していたことも知らず。
俺とルイーシュは、相変わらず、互いに頭を悩ませていた。
…いや、違うな。
「うーん…。どうしたもんかな…」
「そうですね…。凄く悩みますよね」
「あぁ…さすがにな。今回のことは…俺みたいな頭の足りない奴が判断するには、あまりにシビア過ぎる」
「分かりますよ。…この決断次第では、世界のこれからの行く先を左右するでしょうから」
「だよな…。絶対に、判断を間違えちゃいけない…」
「えぇ…。…おっしゃる通りです」
意見が合ったようだな。俺も、ルイーシュも。
さすがのルイーシュも、今回ばかりは真面目に考える気になってくれたようで、何よりだ。
…で、
「…さっきから、めっちゃ良い匂いがするんだけど。何これ?」
「え?…これです、さっき買ってきた中華まん」
ルイーシュは、ビニール袋を掲げて見せた。
その中には、ほっかほかの美味しそうな、中華まんがいくつか入っていた。
それかよ。さっきから漂う、かぐわしい芳香の正体は。
「なぁ、ルイーシュ。まさかとは思うんだが」
「キュレムさん。豚まんとあんまん、どっちにします?」
「話を聞けって。…あと、俺は豚まんかな」
「分かりました。じゃ、ピザまんをどうぞ」
「ちょっと待て。そんなの選択肢になかっただろ」
ふざけてる場合か?なぁ。
真面目な空気を漂わせておいて、ここでふざけるってお前、ほんと何なん?
ベリクリーデちゃんが、キルディリア魔王国に拉致されたことも。
専属見習い魔導師の二人が、俺達をスパイではないかと、ずっと監視していたことも知らず。
俺とルイーシュは、相変わらず、互いに頭を悩ませていた。
…いや、違うな。
「うーん…。どうしたもんかな…」
「そうですね…。凄く悩みますよね」
「あぁ…さすがにな。今回のことは…俺みたいな頭の足りない奴が判断するには、あまりにシビア過ぎる」
「分かりますよ。…この決断次第では、世界のこれからの行く先を左右するでしょうから」
「だよな…。絶対に、判断を間違えちゃいけない…」
「えぇ…。…おっしゃる通りです」
意見が合ったようだな。俺も、ルイーシュも。
さすがのルイーシュも、今回ばかりは真面目に考える気になってくれたようで、何よりだ。
…で、
「…さっきから、めっちゃ良い匂いがするんだけど。何これ?」
「え?…これです、さっき買ってきた中華まん」
ルイーシュは、ビニール袋を掲げて見せた。
その中には、ほっかほかの美味しそうな、中華まんがいくつか入っていた。
それかよ。さっきから漂う、かぐわしい芳香の正体は。
「なぁ、ルイーシュ。まさかとは思うんだが」
「キュレムさん。豚まんとあんまん、どっちにします?」
「話を聞けって。…あと、俺は豚まんかな」
「分かりました。じゃ、ピザまんをどうぞ」
「ちょっと待て。そんなの選択肢になかっただろ」
ふざけてる場合か?なぁ。
真面目な空気を漂わせておいて、ここでふざけるってお前、ほんと何なん?