イケメン警察官、感情ゼロかと思ったら甘々でした
気持ちを切り替えるように、美香奈はキッチンで軽く食事をとった。
でも、胸のざわめきは消えないままだった。
屋上。
あの影。あの“視線のようなもの”。
(気のせい、じゃなかったと思う……)
そう思いながらも、確かめずにはいられなかった。
意を決して、管理会社に連絡を入れた。
対応したのは、以前顔を合わせたことのある大家の奥さんだった。
「今朝の屋上ですか? ああ、それなら設備点検の業者さんですよ。昨日もエレベーターの点検が入ってたので、たぶんその流れで」
その一言に、美香奈の体から力が抜けた。
(……ただの、勘違いだったんだ)
そう分かって、安心する一方で、どこかで恥ずかしさも込み上げてきた。
(私、勝手に……怖がって、過剰に反応して)
心配してくれた人の顔――神谷の顔が、頭に浮かんだ。
(こんなことで連絡しなくてよかった。ほんとに)
けれど、その奥で、もう一人の自分が小さくつぶやいた。
“でも、次は本当に誰かだったら?”
でも、胸のざわめきは消えないままだった。
屋上。
あの影。あの“視線のようなもの”。
(気のせい、じゃなかったと思う……)
そう思いながらも、確かめずにはいられなかった。
意を決して、管理会社に連絡を入れた。
対応したのは、以前顔を合わせたことのある大家の奥さんだった。
「今朝の屋上ですか? ああ、それなら設備点検の業者さんですよ。昨日もエレベーターの点検が入ってたので、たぶんその流れで」
その一言に、美香奈の体から力が抜けた。
(……ただの、勘違いだったんだ)
そう分かって、安心する一方で、どこかで恥ずかしさも込み上げてきた。
(私、勝手に……怖がって、過剰に反応して)
心配してくれた人の顔――神谷の顔が、頭に浮かんだ。
(こんなことで連絡しなくてよかった。ほんとに)
けれど、その奥で、もう一人の自分が小さくつぶやいた。
“でも、次は本当に誰かだったら?”