ご主人様は糖度高めの三つ子様
はっ!そっか!
私、今すっぴん+クローゼットにあった
一番安そうな部屋着を自分のセンスで
コーディネートしてるから
昨日の私と違うんだった!
「実は昨日はよそ行きの格好でして。
普段はこっちです」
「あぁ、本当ですね、声は同じだ。
すみません」
いやぁ、いいですよ。
そりゃぁ別人だもん。
「朝食は?
僕そろそろ出ないといけないんですが」
「まだでして…
それとそこのパン屋が閉まってて…
スーパーのクロワッサンなんですけど
いいでしょうか」
「スーパーの?
そんなまずいのいりません」
「ええ?!すみません…」
まずい?!
スーパーに売ってるやつの中でも
一番高いやつなのに!
っていうかスーパーでも十分おいしいけど?!
「あ、サラダ!今から作ります」
「今から?いや、もういいです。
外で適当に食べるので」
「あ…」
不機嫌な顔でため息をつく朔さん。
「雷兄さん、なんでこんな人雇ったんですか?
うちの家政婦は一流企業の
社長秘書並みに出来る人じゃないと
やっていけないでしょう」