転生幼女と宰相パパは最強コンビ
 声をたどって行ってみたところ、ベッドに転がされている赤子を発見したというわけだ。

「その子、今は元気?」
「マーサの報告によれば、元気にしているようですよ。子供を育てたことのある女性なので、彼女に預けておけば間違いありません」

 今は屋敷の家政婦として働いているマーサは、アストレイシア家に仕えて長い。
 夫のローゼスはアストレイシア家の執事であり、二人の息子はそれぞれ執事見習いと護衛騎士として公爵家に仕えてくれている。
 イヴェリオが幼い頃から、マーサが息子達をどう育てているのか間近で見てきた。彼女に預けておけば、問題ない。
 精霊使いとしての素質を持つ子供をどう扱うべきか、さんざん協議したのだが、結局イヴェリオが預かるのが一番いいだろうという話になった。王宮に次いで、守りの厚い場所である。公爵邸で預かっておけば、彼女の生存が知られたとして、再びさらわれる可能性は低くできる。

「……赤ちゃん、大丈夫かな……?」
「マーサから何も連絡がないのですから、元気にしているのでしょう。問題があれば連絡するようにと言ってありますから」

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