転生幼女と宰相パパは最強コンビ
王宮図書館の中には、様々な書物がおさめられている。リリカは一冊一冊背表紙を読み、必要なものを探そうとしていた。
もしかしたら、もっと古い記録が保管されているところにいかなければならないのかも。
(……今日は、時間切れだな)
時計はないから、図書館の壁にかけられている時計を見て時間を確認。そろそろ戻らなければという頃合いで、再びトワを呼び出す。
来た時同様、窓から飛び出し、窓から部屋に戻った。横になった瞬間、部屋の扉が開かれた。
「……おあよ」
「お目覚めですか?」
「あたち、ねみゅい」
昼寝をせずに動き回っていたから、昼寝の時間が足りなくて眠い。目を擦(こす)ると、侍女はリリカの顔をのぞき込む。
「もう少し、お休みになりますか?」
「あい、ねましゅ」
「かしこまりました。宰相閣下には、そうお伝えしておきます」
ふわ、とあくびをして、リリカはもそもそとベッドに横になった。もうちょっと体力をつけなければ。昼寝の時間が異様に長いように思われたらどうしよう。
リリカが必要な情報を見つけ出したのは、二週間ほど調査を続けた後のことだった。
(――たぶん、これだ!)
もしかしたら、もっと古い記録が保管されているところにいかなければならないのかも。
(……今日は、時間切れだな)
時計はないから、図書館の壁にかけられている時計を見て時間を確認。そろそろ戻らなければという頃合いで、再びトワを呼び出す。
来た時同様、窓から飛び出し、窓から部屋に戻った。横になった瞬間、部屋の扉が開かれた。
「……おあよ」
「お目覚めですか?」
「あたち、ねみゅい」
昼寝をせずに動き回っていたから、昼寝の時間が足りなくて眠い。目を擦(こす)ると、侍女はリリカの顔をのぞき込む。
「もう少し、お休みになりますか?」
「あい、ねましゅ」
「かしこまりました。宰相閣下には、そうお伝えしておきます」
ふわ、とあくびをして、リリカはもそもそとベッドに横になった。もうちょっと体力をつけなければ。昼寝の時間が異様に長いように思われたらどうしよう。
リリカが必要な情報を見つけ出したのは、二週間ほど調査を続けた後のことだった。
(――たぶん、これだ!)