死ぬ前に後悔したくないからと婚約破棄されましたが、溺愛されました
「あぁ、かわいいミア」
放れようと身悶えると、逃すまいとエリオット様も縋ってくる。
私の視線に気づいたエリオット様は、微笑む。
「もの欲しそうな顔をしてますねミア?でも、今は我慢してくださいね、大丈夫、気持ちよくなってください」
「エリオット様…」
頭がふわふわとしていて何も考えられない。
エリオット様にされるがまま、身を任せていた。
「ミア、愛しています。結婚しましょう」
こんな風に迫ってくるなんて、エリオット様はずるい。
本当に身分など何も考えなくていいのなら━━。
「は…い……」
自分の気持ちに正直に答えてしまっていた。
抱きしめられてエリオット様の心音が聞こえる。あまりにも心地良くて、安心する。
ウトウトといつの間にか眠ってしまっていた。
そうして私は、
エリオット様の妻になった。