【完】オキナグサに愛を込めて


───……ガシャン


目が覚めた時わたしは真っ暗な部屋にいた。

起き上がろうとした時、何かがガシャンと音を立てて手と足に衝撃が走った。

『……痛っ』


音と重さからするとこれは鎖……?


それに、頭も痛くて起き上がれる気がしない。

……わたし、イズミくんと話してて、イズミくんが大蛇の総長だって知って、それから後ろから頭を殴られて……その後の記憶無いや。



その時誰かが部屋に入ってきた。
急に付いた明かりに思わず顔をしかめる……。


「おはようエマちゃん」


不敵に笑うイズミくん。
つい最近までわたしは彼と楽しく会話していたなんて夢だったのかな……。

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