最強総長&最強天使
そして、遊園地当日…

「キャー!神楽ちゃん可愛い~!」

そう言って桜ちゃんはスマホで連写した。



「そんな大袈裟すぎるよ。」

桜ちゃんは、ツインテールにピンクのリボンを巻いていて、ワンピースに、カーディガンのようなものを羽織っていた。


それに比べて私はと言うと…

腰くらいまである髪を、皆オシャレだろうな~と思いながら、せめてもの気持ちで巻いた髪と、神様がくれた、私には到底似合わない可愛いワンピース。
これしか無かったんです!(涙)



「桜ちゃんの方がよっぽど!神に誓って可愛いよ!」

「え?やばっめっちゃ褒めてくれるんだけど!もう死んでもいいっ!」


「ていうか桜ちゃんいつからここにいたの?」

「え?1時間前だよ~」

嘘でしょ?!私は、これ以上迷惑かけないように10分前くらいに着いたつもりだったのに!


さらに上を行く?!

「わ~みんな早いね~」

あっ!総士くんだ!

その後ろには、律くんと、飛鳥くんと…新くん?!

「連れてくるのは不本意だったけど、神楽お姉ちゃんが人がいた方が楽しいね!って言ったから、喜んでくれるかなぁ~って!」


「うん!嬉しいよ~!」

「じゃあ頭撫でて?」

ん?

「まぁいいけど…?」

私が頭を撫でると、総士くんは抱きついて、そのまま離れなかった。


「だぁ~い好き♡」
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