最強総長&最強天使

「俺はな、昔お前に会ったことあるんだよ。」

「会ったこと?」

「あぁ。昔、「りっちゃん」って言ってくれてたんだよ。それで、お前が帰るって言って…。覚えてないか?」



私今まで気づかなかったなんて…

思わず私は涙を流した。

「りっちゃん!」

「私やっと思い出した!りっちゃんと別れたあとさんざん泣いたんだよ!」

「やっと思い出したか…。」

そう言ってりっちゃんは顔を緩めた。

あぁこの笑顔知ってる。

私が救われた笑顔だ。

「これ覚えてるか?」

そう言ってりっちゃんがポケットから出したのは…

「私の天使の羽?」

「そう。お前が正体を明かしてくれたんだろ。」

「あぁそうだ。私はりっちゃんに正体を明かして、お守りって言ってそれ、渡したんだ。」



あっもうすぐ終わっちゃう。

でも…この時間は、私とりっちゃんにとって大切な時間になったな。

するとりっちゃんが終わり際に…

「あっあともう1つ。お前が水を被ったら豹変することもな。」
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