最強総長&最強天使
4 灰掛 律くん!
次の授業は~


あれなんだっけ?灰掛くんに聞いてみるか。


「ねぇ灰掛くん次の授業なんだっけ?」


「…化学」


「そうだ!化学だ!ありがとう!あっ化学室に行かなきゃ!」


「あっ待って。一緒に行こう。」


えっ?まぁいいか


「うん!」


化学室に向かう途中で質問された。


「俺の事、覚えてない?」


えっまた?全然覚えてないな~またもや申し訳ない…


「ごめんなさい。」


「そっか」


灰掛くんは少し苦笑いしたけど凄く辛そうな顔をしている。どうしてそんな顔をするの?


どうしてそんな悲しい顔をするの?


これ以上灰掛くんに何も言えなかった。

「灰掛くんありがとう!」

化学室につくと、灰掛くんが、

「律でいい。」

「えっ?!い、いやそんな私ごときが恐れ多い!」

「いいから。律。はい復唱。」

「えっ。り、律くん!」

すると律くんは満足そうな顔をして化学室に入った。
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