🐯PIeSe merry me
🐑その頃茉莉花もなんの縁だろうか加納不動産(桜哉の従兄弟の会社)に就職が決まって入社式の真最中だった
加納不動産は大手企業で最近流行りのタワマンを全国に建てまくり売り出していた、高級層ではあったがバンバン売れていた

茉莉花はそんな会社設立の流れから現在までを語る役員様様の話を退屈そうに聞いていた
加納グルーブ本社のビルは高く聳え目をみはるものがあったが
役員云々の長い話は正直退屈だった。
なので終盤のしめの社長挨拶も興味なく
履きなれないハイヒールのかかとが痛くて挨拶なんか聞いていられっか!状態
壇上に立つ桜哉の従兄弟、見慣れた加納桜佑の姿さえ目に入らなかった


部署が発表され茉莉花は総務にまわされた
総務課のオフィスに足を踏み入れた途端沢山の視線におされてしまう、茉莉花の他に10人いた新入社員茉莉花も列に並び挨拶する為、その時を待った

部長と呼ばれる背が低くちょび髭七三分けで四角いめがねをした片山さんが茉莉花達の後ろから入って来ればザワザワした空気もピンとはりつめる
部長はコロコロした短い足をけ詰まらせながら入ってきた

「えーみんな部長の片山です宜しく」
長々と待ったのに当たり障りのない挨拶
パチパチパチパチと新人は気を使って拍手する

新人10人にはそれぞれ教育係と呼ばれるベテランが指導することになる
一人一人部長が御局様をよみあげて、茉莉花も例に漏れず
美人だがちょー厳しそうな松本愛佳(マナカ)が指導する係らしい
ビビりながらも愛佳に挨拶する
「あのー、立花茉莉花です
よろしくご指導ください」

愛佳は茉莉花をジッと見た後
「名前似てるわね、リとナのちがいね」
とクスッと笑った
その笑顔に緊張しまくりの茉莉花はホッとする。

正直若いと言うだけで御局様の風当たりも強い、良くよく見れば
30代がほぼほぼ締めている

去年もその前も新入社員 はいたはずなのに茉莉花はふと疑問が湧いた🤔若いの少なっ


愛佳に付いて1週間が過ぎた
女の子には女の子の日がある突然の腹痛それは容赦なくやってくる。

『ヤバイ来たかも』
腹痛には波があり下腹を押さえトイレに走る

「ちょっと茉莉花さん
説明の途中よ💢」

茉莉花は愛佳の声に足をとめた
そそくさと近より
「あのーアレが始まったかもしれないんでトイレ行かせてください」
愛佳も経験があるから
「分かったわ、これからは一声かけて席を立ちなさい」
と厳しく声をあげた

回りに聞こえたかもしれないが茉莉花の落ち度だと思い頭を下げてトイレに再びはしる


生理ではなかった、しかし腹部の痛さは容赦しなかった

生理ではなかったと報告して生理前かもしれない事を告げるが

「社会人なんだから
体調管理は常識💢ちゃんとしなさい💢」

ときつく言われてしまった

その夜矢張り生理が始まった
腹部の痛みも増しながら喉も渇く茉莉花の腹痛はストレスプラスなのか何時もより腰が痛い、腹が痛い、喉の渇きが半端ない

「すみません茉莉花です
矢張り生理始まって腹痛がひどくて今日休ませてください」

そう愛佳に電話をすると
「そんなんなら病院行きなさい会社に迷惑かけないであなたの仕事は私に回って来る事を
理解しなさい、ほんっと迷惑」
愛佳はガチャギリして来た

まあ悪いのはわたしだから仕方がない、生理で怒られて
暗い気持ちでベッドに横になる。

痛み止めは中々きいてくれず茉莉花は猫のようにまるくなる

しばらく寝たのかスマホ着信で目を覚ました

「茉莉花、入社式終わったか?何処の会社?」
久しぶりの桜哉の声にホッとする、浮気野郎ではあるが腹の痛みには今お助けが必要
「お・・・桜哉さ・・ん」


「どーした茉莉花今昼休みか?
何処の会社入った?
しばらく繁忙期だったから連絡無しで悪かった
今日イギリスから帰ってきたんだ、手土産もあるから夜飯いかないか?」
と、呑気に嬉しそうなトーン

「う〜う〜」

そんな中唸る様な茉莉花の声に不信感をだく

「・・・ん?どした?茉莉花?」
心配そうに落ちた桜哉の声についあまえたくなるのは腹痛がたえられないからか?

「お腹痛くて」

「エッ⁉️大丈夫か?今何処だ?」

「い・・えにいるから
仕事休んだ」

「分かった、病院いくぞ」

「いい、いつもの事だし
寝とけば治るし、病気じゃないか・・・ら」

「病気じゃない?」
桜哉の電話を聞いていた田中秘書は
「ああ、アレですね」

と納得した顔をする。

それを聞いた桜哉も「ああ アレか」
とホッとして頷く
「イヤイヤ下痢なら病院いかないと」

そばに居た田中と真壁瑞希は
((̵̵́ ̆͒͟˚̩̭ ̆͒)̵̵̀) ゲェッ( °ᯅ° )
と超ビックリ‼️違うだろ‼
アレと言えば生理じゃん

とズッコケる

「社長、女の子の腹痛に病気じゃないアレと言えば生理ですヨ」

「⁉️あ、ああアハハ冗談冗談
それくらい分かってるって‼️アハハハハ」
と知ったかからのぉ~空笑い
田中も瑞希もフゥーと呆れた息を吐く

『ま、いいか‼️』

(-⊡ω⊡)「いや、カナリ酷い人は酷いらしいですよ。この様子じゃ何も食べてないですね」

👧🏻「ゼリー、プリン、うどん
消化のいいもの、そうそう
果物何かもいいですね
バナナ、苺スイカもあるんじゃないかなスーパーにカットフルーツなんかもありますよ
忘れたらいけないのが電解質飲料、ナプキン」
真壁瑞希に必要なものを書いてもらってまずはドラッグストアへ電解質飲料をカゴにドサドサいれてナプキンドサドサをつつこむ
どれくらい必要か厚さがどれか男子の桜哉には分からない

どれがどれか分からない
買った事ないし、みんな商品は同じだろうメーカーが違うだけか?
桜哉はチョット考えたが時間の無駄だと気付き
「これくらいあれば大丈夫ダロ」

兎に角次はスーパー
果物デザートを選びカゴいっぱい買い込む、

会計の道標の足跡のスタンプをたどればセルフレジ?
現金は使えません

「どうするんだ?」
スーパーで買い物はした事ない
とりあえず
バスケットを購入してセルフレジにて会計を始める

会員?何の?ハイかイイエ
知らんしー

次はスキャンこれくらいは分かる

中々バーコードが入らない食品がある、デコボコしてるからか
桜哉はバリバリとパッケージをあけてバーコードだけをピッ
何とか成功
山盛りのバスケットを抱え車にのる

「あーヤッパ瑞希に頼めば良かった‼」
買物がこんなにつかれるとは二度とひとりでは行きたくない

ネクタイをグリグリしながらカーブを曲がる
茉莉花のアパートが見えれば何となく元気復活

コンコン
「鍵閉めてないからー
あいてるからー」
茉莉花の細い声にに桜哉は慌てる
部屋に入るなり声をあららげる
「あぶないじゃんちゃんと閉めなきゃ」

寝込む茉莉花にお説教

「おっお腹痛くて‼️それどころじゃなかったし」

消え入りそうな茉莉花の細い声に桜哉も反省する

「さむくないか?」
掛け布団を茉莉花の首までひきあげて心配そうにみつめる
桜哉の抱える大荷物を見て

「うん、ありがとうナプキンまで買っきてくれたの
恥ずかしくなかった?」

「いや、別に茉莉花が困ってる方が嫌だ、ナプキン色々買って来たけどよく分からないから茉莉花気分が良くなったらみてみて」

「うん」

「とりあえず飲料水呑んで脱水は命取りだからな気をつけないと」
とポカリを手渡しする

「うんありがとうアレ」

茉莉花はナプキンをチラリとみる沢山ある中にめだって長い
パッケージ

アレってば、ババさんパンツじゃんケ?

じーさんとバーさんが手を繋いで歩くイラストが見えた

『ん?アレこれって2回分ってかいてある2回オシッコできるの?』

『間違いなくババさんパンツだ
ギョエ2500円たかー』
桜哉に言うべきか?上げ下げ楽ちんってかいてある
せっかく買ってきてくれたから黙ってるべき?
レシート持って行って交換して来てと言うべき?
金額は2500円高い
茉莉花が迷ってしまう

御年寄には役に立つが茉莉花には?まだ早い

桜哉はお粥のレトルトを温めていた
「くえる?」
桜哉が振り返って聞いてくる

「まだもう少ししてから食べる
桜哉、明日お仕事でしょ
もう大丈夫だから帰って休んで」
とりあえず桜哉を帰そう
でないと交換にも行けない
桜哉がかってきた痛み止めが効いてきたかもドスンと重たらしい痛みは消えた

「何言ってる
1人にできるか‼」

「え?は?と、泊まるの
着替えもないのにぃー
スーツ皺になるよ」
茉莉花は小パニック

「安心しろゆっくり休め
着替えなんか心配いらん」
桜哉はドーンと腰を下ろした

「え?でも、お構いも出来ませんし」

「茉莉花まだ俺をゆるせないか?許してくれるまで謝る」

本当言えば恋人彼氏としては全く信用できないでも
家族みたいな兄貴みたいな安心感はあるそばに居てくれるのは有難い
病気の時は誰かいてくれるだけでホッとする

「有難う」

と素直に言えるのは腹痛のせいだろうか?

次の日痛みは少しはあるが復活然し血液の量は多い
茉莉花は2日目が集中してでる

何回変えてもキリがない
ふと目に付いたのは2回分?
そうババさんパンツだ‼
桜哉は隣で寝ているスッカリシッカリねてる

試すなら今

ババさんパンツを取りだしトイレではいてみる
サイズはSだし合うがごわごわ
お尻はデズニーのキャラクターのアヒルのような感じ
然し盛れる心配は無い

茉莉花はババさんパンツで出勤を決意、みえるもんじゃないしなんせオシッコ2回分なら二時間三時間は余裕ダロ

然し

「おはよう
カフェで飯食うか
まだ辛いか?」
桜哉は聞いて来るが上の空
昨日の愛佳のブチ切れように気が重い

「行きたくない」

「ん?なんか言った?」
桜哉の背中にしがみつきながら呟いた声は聞こえなかったらしい

バイト先は楽しかったなとつい思ってしまう

「出血してんだからその分食わないと貧血になるぞ」
まさか入社式が終わって日があさいのにもう辞めたいとはいえない
元気は自然と無くなってくる。

昨日はお粥半分しか食べれなかったから元気も出ないか‼

桜哉は近くのパーキングにとめた社用のセダ️⭕️に乗って茉莉花をカフェへと連れ出した

「あー腹減った」
お腹をさする桜哉を見て
彼もお昼から何も食べてないのを茉莉花は悟った

「ごめんね気付かずに」

「アハハバレたか」

このカフェで海鮮パスタとコーヒーをオーダしてお腹を満たす桜哉
茉莉花はミルクとサンドイッチ
を口に運ぶが食えない
桜哉は心配するが生理のせいで食欲がないと茉莉花は言い訳する。


桜哉は会社まで送ると言ってくれたが茉莉花は
「帰って着替えをして出社しないとズボンがシワだよ社長さん」
と言ってカフェ前で桜哉とわかれた

今にも雨が降りそうな雲行きに茉莉花は行きたくない、辞めたいとひとり口走る
足もズンズン重くなる
「あー行きたくなーい」


1歩歩けば会社に近くなる
行きたくないとぐねる自分を甘やかしてはダメだと理性でうごかす

「あ〜行きたくなーい」
遂に総務課の室名札のある部署まで来た


愛佳が仁王立ちで立っているのが分かる
茉莉花を人睨みした後セッセセッセと仕事にもどった
「お、おはよう御座います」
声を張り上げて叫ぶ
回りは
「おはよう」
と言ってくれたが愛佳は
一度顔を上げたのにシカトするそんな愛佳を見て茉莉花も生理のせいかイライラしてしまう
生理の時は情緒不安定
「クソッそっちがその気なら負けない‼」
いざとなったら転職
そう思うと気持ちも落ち着いた
茉莉花も愛佳を目に入れないように避けて仕事をする

コピー取りとか雑用は探せばたくさんある


「伊那さん課長がよんでるよ」
男性社員が声をかけてくる。
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