🐯PIeSe merry me
🐑夜22:00バイトが終わると
茉莉花はあの自転車に乗り
家路を急ぐ。
桜哉が空気入れてくれたおかげでカルカル自転車はすすむ

ルンルンルン
オンボロアパートに着くとドタバタ
と階段を駆け上がり部屋のドアを勢いよく開ける。

手洗い、嗽を済ますと
バックから桜哉に手渡された
ゴージャスな箱を取り出し開けた。



うわぁーブランド品じゃん。
ガサゴソと包みを開けたら
分厚い頑丈でコンパクトな箱・・

「(°Д°)アッ…ここれは?」
見覚えのあるそれを見てビックリ、今日桜哉さんがつけていたシルバーの
ブレス‎( ⊙⊙)!!のペア

シルバーの留め金の所が薄ピンク
よく見ると王冠の形をしている。
「キレイ😍」

初めて彼から貰ったプレゼント
いや初カレなんだけど
言う必要ないけどみんなに聞いてほしい彼氏からの
プレゼントなんて嬉しい。

しかもペアなんですケド
茉莉花は細い手にかざしてルンルン気分
なんか少し付き合ってる感出てきた。

やっほーい。


その頃桜哉は駅前にそびえ立つタワマンにいた
「ナニフフッ桜哉、どうしたの?」

「なにが?」

「さっきからブレスみて
ニヤニヤしちゃって
さ・て・は、好きな子できたの?」


「ハハハ、
ど━━━━━だろうな!!」

「え?ちょっと、妬けちゃうなぁ⸜❤︎⸝‍」

桜哉のセフレ美咲は、赤い唇で呟いた。

「おいおい美咲、まさかのヤキモチ?
それはナシな約束ダロ。」

夜景が美しく見えるマンションは
桜哉の祖父、加納一大の資産のひとつだ、その一室を俺はセフレ美咲と過ごせるようにしていた。

セフレになってくれたら
誰でも良かった。

美人で気が利いて何時も傍にいる。そう美咲は俺の何人かいる秘書の1人
ホテルに行ったり面倒な時間は無駄に使いたく無かった。
美咲とはもう三年以上

疲れた体を癒してくれる存在
キッチリと線引き出来る相手
それがセフレの条件だった。

俺は加納一大の孫
それなりの相手を爺さんが見つけて来るはず、美咲はそこをよく
わきまえていた。

頑固ジジイでややこしい
そんな爺さんと一緒に居るの可成の重労働だと美咲は笑う。

美咲も、もう30だ
好きな奴がいたら何時でも
離れて良い。

その時はこのマンションを
セフレの退職金代わりに譲ると言ってある。

慣れ親しんだお互いの体に
未練は無いとは言えないが
美咲はそこをよく理解してくれた。

勿論、美咲が困った事があれば、1番に手助けするつもりでいる。
仕事もテキパキ出来る身近な秘書必要な存在
田中も真壁も一大の秘書である為俺ばかり構っては居ない
あっち行ったりこっち来たり

桜佑の秘書迄やるくらいな腕利き、だからそんな田中(-⊡_⊡)とまで
は言わないが田中ぐらい
キッチリ良くやってくれる
俺の仕事&プライベートパートナーだ。


3つ下の従兄弟、桜佑が籍を入れ子供を生ませて結婚を
した。

桜佑の嫁は可愛らしくて、芯が強くて7歳下の悠里、
俺はテッキリ2人は別れさせられると思っていたが2人は結婚した。
桜佑は加納家の跡取り息子
俺は外孫

桜佑と比較されても負けないように
俺も、外国の一流大学を出た。
敵子の孫と外孫、同じ爺さんの孫だが 格段の差があった。

一大の長女である俺の母親しかし俺の父方も会社経営
こっちにすれば俺が跡取り息子
父親は薬品会社、レンタル会社を経営

俺がたちあげた、香水、香料の新会社が軌道に乗るまで

加納の爺さんは俺に支援を惜しまなかった。

「コレがやりたいと思うならとことんやってみろ‼それが俺の孫ってもんだ‼
と言うのが口癖だった
桜佑とはまあ平等って事な!

おかげで桜佑と俺は兄弟みたいに、羨む事無く仲良く付き合っている。

「なぁ美咲、お前好きな奴居ないのか?」
事が終わり髪を結っている美咲に
聞いてみた。


「う~ん!
いるっちゃいるかな!」

「ほ━━━━━━━ぅ
会社内?か?」

「なんでそんな事聞くの?」

「ん?いや別に意味は無いよ。」
美咲は赤いルージュをひきながら

「今度の彼女は、本気なの?」
冗談めかして美咲は、鏡の中から桜哉を見て微笑んだ。

黙りこんだ桜哉はベッドの上で軽く頭を掻き返事をしない。

「もうセフレやめる?」
美咲が聞くと桜哉は困った顔をして



「彼女、まだ・・経験無いらしい。」

「どういう事!
若い子?なの幾つ?」

「21、俺の一目惚れなんだ〜💦」

「う、はあー、大変だね、桜哉まさかのロリコン
どうするノ!」

「うーん🤔😓
どうしたらいいんだ?
美咲はどうだった❓」


「・・そんな大昔の事聞く?
ヤられたノハ17かな、みずしらずの男に」


「・・・・・あ、聞いちゃ
いけなかったか?」

「ううん、昔の話よ。」

「とりあえずセフレは続行で
頼むよ、美咲さえ良ければ・・」

「ふふっ ハイハイ♥チュッ💋」
30階のマンションの窓から夜景を見ながら美咲は少し寂しそうな顔をする



「ε フゥ…桜哉には私ヤッパリ、セフレナンだよね。」
美咲は服を着ながらボソッと
呟いた。

ベッドの桜哉はもう眠りに付いていた。
軽い息遣いがリズミカルに
聞こえる。

あの日からもう3年。
桜哉を好きなつもりは無いが
離れるのは寂しい。
正直、彼が結婚してもセフレ関係は続けていたい。

彼と肌を合わせていると正直
まだ襲って来るトラウマさえ
跳ね返してくれる安心感がある。
彼は私を救い上げてくれた
彼が用意してくれた日常に今は安心して身を任せられる。



「うううー」
来るしそうに蹲る美咲は街中の飲み屋をハシゴしていた時桜哉に助けられた。

「君、どうした?」

時々お腹が、張る痛みを覚えていたが
暫くすると、あの痛みは嘘だったじゃないかと言うくらい元気に
なった。

「い・・んです!
すぐ良くなるから・・」

今までのように痛みを耐えたら嘘のように痛みは、
無くなるはずだ。

しかし桜哉は救急車を呼んで病院まで
一緒について来てくれた。

それから緊急手術になって
入院した。

小腸ヘルニアだった。
お腹が敗れてソフトボール位の
太さの物がお腹に盛り上がっていた。

救急隊の、
「何時から腫れてましたか?」
の問いかけに、
「いま、今」
と言っているのに聞き取れないらしく何回もきいてきていた。

桜哉はずっと見守ってくれていた。
手術も成功し、見舞いに来た桜哉に美咲はお礼を言った。

「あんな酷くなる迄
なんで放置していた?」

そう聞いてきたから正直に話した。

「お金もかかるし
放置するしか無かった」・・と

桜哉は色々面倒を見てくれた
その時美咲は

「私なんのお返しも出来ません
仕事も出来なくなって」

美咲のお金のない訳が
旦那が散財ぐせのある奴で
美咲の金をギャンブルでスッてしまっては使い果たし又投げ無しの金を握っては居なくなる繰り返し、美咲の体も限界を超えていた。


桜哉はそんな美咲の職業を聞くと
事務職を得て社長秘書らしったが旦那が金欲しさにあらぬ疑いをかけ会社に乗り込んで美咲はクビ

今はコンビニのバイトをして
食いつないでいるらしい。

「正直、入院してる場合じゃないんです。お金が無くて」
切羽詰まった顔をしてくる。

「安心して
乗りかかった船だ
俺に任せろ!!」
桜哉は、パッと顔をあげた美咲にニッコリと笑った。
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