ゆびさきから恋をする
普段笑顔があまりない人なのに、フイに見せるその笑顔はヤバい。
男性免疫のあまりない私にもとてもヤバい。視線が合うのが恥ずかしすぎてわかりやすく目を反らしてしまった。
それとほぼ同時だった。
ピカッと視界の上のほうで変に光ったと思ったらけたたましい雷が鳴って瞬間で室内が暗闇に包まれたのは。
「きゃっ!」
思わず耳を塞いで悲鳴を上げた。心臓がバクバクする。
「落ちたな……」
他人事のような久世さんのつぶやきに何も言い返せない。
心臓の激しい動きは止まることはない。なぜなら私は昔から雷と暗闇が大の苦手だった。ドンっとまた大きな音がして馬鹿みたいに悲鳴をあげてしまう。
「きゃっ!」
真っ暗ではないけれど薄暗い部屋、雷が間隔的に鳴り続けてまだまだこの悪夢な状況は続くと告げているようだ。耳を塞ぐ指先が震えて体が縮こまる。
「菱田さん? 大丈夫?」
久世さんがいつのまにかそばに近寄っていたことに気づかなかった。
「……ぇ」
自分でも驚くほどか細い声だった。
「苦手、とか? 雷」
「……ぁ……雷も、だけどっ」
バリィ! とまた雷が鳴って思わず久世さんの制服を掴んでしまった。
男性免疫のあまりない私にもとてもヤバい。視線が合うのが恥ずかしすぎてわかりやすく目を反らしてしまった。
それとほぼ同時だった。
ピカッと視界の上のほうで変に光ったと思ったらけたたましい雷が鳴って瞬間で室内が暗闇に包まれたのは。
「きゃっ!」
思わず耳を塞いで悲鳴を上げた。心臓がバクバクする。
「落ちたな……」
他人事のような久世さんのつぶやきに何も言い返せない。
心臓の激しい動きは止まることはない。なぜなら私は昔から雷と暗闇が大の苦手だった。ドンっとまた大きな音がして馬鹿みたいに悲鳴をあげてしまう。
「きゃっ!」
真っ暗ではないけれど薄暗い部屋、雷が間隔的に鳴り続けてまだまだこの悪夢な状況は続くと告げているようだ。耳を塞ぐ指先が震えて体が縮こまる。
「菱田さん? 大丈夫?」
久世さんがいつのまにかそばに近寄っていたことに気づかなかった。
「……ぇ」
自分でも驚くほどか細い声だった。
「苦手、とか? 雷」
「……ぁ……雷も、だけどっ」
バリィ! とまた雷が鳴って思わず久世さんの制服を掴んでしまった。