セレストブルーの海と君

# からから

「そろそろ席替えをしたいと考えています。」

その担任の言葉でクラスの男子は盛り上がる 。

「やったー!!!」
「あざーーす!!」

…さいっあく 、これでまじで嫌いな男、女になったらまじで受験に害すぎるだろ 。

「…うん、大半が賛成かな 、じゃあ前の方がいいって人はあとで個人で先生のところに来て。」


そして直ぐにHRは終わった。


「海斗ー!お前どこの席希望?」
「…窓際の端。後ろの」
「えー、がちかよ…俺成績そこそこ悪いからぜってぇ前にさせられる…」
「はっ、どんまい」

笑いながら席を立ち、自分のロッカーへ向かう。次が移動教室だから

「次どの教科だっけ」
「美術。第一美術室のはず。」

美術…俺、絵苦手なんだけど

「あれなはず、あれ…なんだっけ…互いの顔描くやつ!」

…まさか……

「人物画だ!」

…終わった…

「お?海斗お前めっちゃ顔死んでんぞ」
「美術嫌いなんだよ」
「おもしろ、任せろ!俺がお前のことカッコよく描いてやるからよ!」
「…信用出来ん」

このダラダラ話す時間は好きだ 。
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