幼なじみが連れてきた結婚相手がすごい俺様だった話
 でもまあ別に、充悟さんと絶対結婚するってわけでもないですけどね、と思っていたら、充悟から、
「美味しいカヌレとコーヒーの店がある」
と誘われた。

 そう言われたら行くしかないので、晴乃は、のこのこ出かけて行った。

 住宅街に突然あるアーバンな造りのカフェだった。

「いいですね、ここ」

「だろう?
 この間の雑誌の人が、教えてくれたんだ」
と充悟がガラス扉の取っ手をつかんだとき、

「あ」
と声を上げた者がいた。

 振り向くと、征也だった。
 今日も相変わらず、爽やかだ。

「お二人も、このお店、お好きなんですか?」
「いや、初めて来たんですが」

 などと話しているうちに、結局、三人でお茶をすることになった。


 

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